ある日、健康的な生活を始めた杉山真由美は、友人からフルマラソンの参加を勧められる。初めは躊躇していた真由美だったが、自分にもできるかもしれないという思いから挑戦することに決めた。
初めて走った時は、1キロも走れず息切れしてしまうほどだったが、毎日少しずつ走る距離を増やし、身体も徐々に慣れてきた。そしてついに、大会当日を迎える。
スタートラインに立つと、周りからは熱気とともに声援が飛び交っていた。真由美は自分に言い聞かせ、「最後まで諦めずに走りきる」と決意する。そして、スタートの合図とともに走り出した。
最初の数キロは、周りのランナーたちと一緒に走ることで、楽しく走ることができた。しかし、10キロを過ぎたあたりから、足に疲れが出てきて、息も切れるようになってきた。周りのランナーたちは徐々に先を行ってしまい、真由美は一人で走ることになった。
しかし、真由美は諦めずに前を見据えて走り続けた。時には歩いたり、ペースを落としたりしながらも、自分の限界を超えて走り続けた。そして、ついにゴールが見えてきた。
ゴール手前の坂道で、足がつりそうになった真由美だったが、最後の力を振り絞って走り抜けた。そして、ついにゴールイン。疲れと喜びで涙がこぼれた。
真由美は初めてのフルマラソンを完走し、自分の限界を超えたことで達成感を味わった。これからもランニングを続け、次はより速く走ることを目指すと心に決めた。
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